2011年3月27日日曜日

今、放射能より怖いもの— (2)

(前回の続き)

今、私たちに直面している問題は、生活排水だけではありません。
震災後、大量に発生したごみ処理も、また、パンク状態なんです。
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(河北新報より)

工場長も市の環境局も、「できるだけ、ごみを減らしてください!」と呼びかけています。

でも、その声は、今、どれだけの人に届いているのでしょう…。

河北新報の記事にも記載されていますが、震災の影響で、ごみの排出量は昨年同時期の1.5倍とのこと。

この数字は何を意味するのでしょうか。

地震や津波で、壊れたもの、使えなくなったものが大量に発生したから…?

それも、絶対にあると思います。けれど、実感として、それと同時に、加工食品(インスタントラーメン、パン、スナック類 等)からのごみも、通常より多いのではないかと思うんです。

長い列を作って、買い物をして、大量の食料品を両手に下げていく人の袋からは、大量のインスタントラーメンの容器、ヤマ◯キパンの袋が見え隠れしてます。

全体的に、「食べられるだけでもありがたい」「贅沢いう状況じゃない」という風潮ですが、そもそも、そのことと、使い捨て食品の大量消費とは、実感として、つながりがないように感じます。

して、これは何も被災地だけに限ったことでもないんじゃないか、とも思うのです。

これからの生活を考えていく上で、この、「ごみ問題」をヒントにしていくのもいいのではないでしょうか?

ちなみに、我が家は、基本、生ゴミはすべて、堆肥処理、加工食品は「乾物」以外はほとんど購入せず、たまに買っていた魚も、この震災で探すことをあきらめました。納豆、豆腐のパックは、育苗用に使っているので、いわゆる「ごみ」は、ごみ袋「特小」で週に一回出すくらいです。

初めは、ちょいとめんどくさいけど、慣れたら、全然平気です。

特に、生ゴミ堆肥化は、アパートのベランダでも余裕でできるし、まず、生ゴミからの臭いから解消されると思うので、今、本当にオススメです。それで、プランター菜園とかすると、野菜も手に入り、一挙両得です。

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