明け方、また、地震で目が覚めた。
勤務先の学校で避難生活を送っている方々のお世話のため、パートナーは家に戻らないままだ。
ひとりぽっちの中での余震は、カラダにというより、ココロにつらい。
めっきり冷え込んだ夜明け前、えいと気合いを入れてご飯を炊き始める。みそ汁を作り始める。
いたみ始めたキャベツを丁寧に切る。
頭上では、もう、自衛隊のヘリコプターのプロペラ音がなっている。今日はどこへ救助に向かうのか。向かえるのか。
ガスも電気もいつまでもつか分からない。灯油も使うのを我慢して、服を重ねる。
親戚が髪を洗わせてくれとやってきたので、夕べは4日ぶりにお風呂をたいた。
気持ちいいね、さっぱりするねとお互いにつるつるの顔で笑い合った。
鍋がコトコトいいだした。もうすぐ朝ご飯ができあがる。
パートナーも、もうすぐ自転車で戻ってくるだろう。
ガソリンが手に入らない今、彼の愛車は駐車場に置いたままだ。
…。
ここまで書いて、読み返すと、何だか、戦争時代の小説みたい、笑。
生活は不便で、怖いけど、早くこんな生活終わらせたいんだけど、でも、皆で支え合って、ちょっとしたことにも幸せを感じることができて、なんか、もう、このままでもいいような気がする私もいます。
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