2009年3月26日木曜日

花咲く春のうつわ展-「趣味のこけし屋」

太子堂駅と長町駅の、ちょうど中間辺り、JR線の西側を沿うように走る国道4号線沿いに、濃い桃色の蕾をたわわにつけた桜の木を見つけました

3月も終わりに近づいたというのに冬が舞い戻ったかのような底冷えのする日でしたので、余計に、仙台にも春は確かに近づいているのだと、なんだかちょっとほっとして、ほっとしたついでに、この小さな春を育てているお店はどんな商いをしているのだろうとちょいと覗いてみることにしました

ガラガラと引き戸を開けます

呼び音と共に、「いらっしゃい」とでてきたのは、眉毛をきりりと整えた、でもその下の瞳はあったかい春の光に反射した、そして、これまたあったかそうな手編み風のセーターを着込んたおばちゃん

お店を見渡すと、あふれるばかりの器、器、器

しかも、どれも品があって、間違っても100キンには置いてなさげなものばかり

益子焼き、笠間焼き、
仙台では扱い店が少ないという砥部(とべ)焼に大分県の小鹿田(おんた)焼と全国の焼き物が所狭しと置かれています

目線を上に向けると、何かの草で編んだようなバッグが・・

「このバッグは、桜とやま葡萄の皮から編まれているのよ」

仙台弁交じりで、ごめんなさい、時々うまく聞き取れなかったけれど、おばちゃんの話は商品の紹介から宮城の話、家族の話、そして焼き物の話と花咲きます

「寒いでしょう、緑茶?珈琲??あ、珈琲は豆からひく方が好き?」

あららという間に、その品の良い珈琲椀に白い湯気が立ちわきます

「私はね、心の豊かな貧乏人なのよ」

本当に春のようにうふふと笑いながらそう言葉を紡ぐおばちゃんの話を聞きながら、入り口の、今にも花を咲かせそうな桜に目を奪われた訳が分かったような気がしました

(お店の詳しい情報につきましては、タイトルをクリックしていただくと、こちらのHPに飛ぶことができます)

2009年3月25日水曜日

ねこ・ねこ・ねこ-初体験

ブログの嗜好をちょこっと変えて、町なかで出会った「ちょっと応援したい素敵なお店や人」なども紹介していけたらと思います。

最初のお店は、「猫カフェ」(タイトルをクリックするとここのHPへ)
(←熟睡中の猫たち)
場所は、仙台青葉区の晩翠通沿い

大きな「ドン・キホーテ」の向かい側のマンションなんですが、これが、なかなか見
からない、笑。
1回行った事のある友人と一緒だったにもかかわらず、晩翠通を行ったり、来たり・・

「おっかし
いな~~」
とケータイのナビを見ながらうろうろする私たちは、周りから見るとちょっと奇怪な2人組だったと思います

なんとか、無事に到着・・と友人はほっとしているようですが、マンションのインターホンに「2名で~~す」とか伝えているんですが、なんか、「カフェ」というより「誰かのお家にあがる」ような雰囲気に、妙にそわそわしてしまいました

3Fまでエレベーターであがり、マンションの扉を開け、靴を脱ぎ・・ドアを開けると・・

そこには、数人のグループに分かれたお客さんたちと、長毛種のふわんふわんした猫たちとの「交流」が繰り広げられていました

これまでの「猫カフェ」のイメージといえば、どちらかというと、お食事とかカフェがメインで、猫はそこにいるだけ、あるいは、少し触れるだけだと思っていたので、この「猫主体!」の空間に、いい意味で、がしゃりと「猫カフェ」のイメージが覆されました

だって、だって、スタッフから最初に説明を受ける、猫との「交流」における「ルール」さえきちんと守れば、猫と実質上遊べるんです!!!

これは、猫好きにはたまらない

そして、多分、猫たちにとっても、たまらない

噂によると、一番人気は「営業部長、海(かい)」くんだそうで、さすが、部長、物怖じせずに膝にのっかって客を喜ばしているそうです

今回は残念なことに、部長を筆頭とするほとんどの猫が「熟睡」しており、友人はというと、「ほれ、営業しろ!!」と眠っている猫の顔にふうふうと息を吹きかけていましたが、猫はすごく迷惑そうにちらりと目をむけた後、友人とは反対側に寝返りを打たれていて、見ていてちょっと哀れでした。

ちなみに、カフェのスタッフに話を伺ったところ、猫が一番「営業」している時間帯は、午前10時辺りから正午にかけてだそうなので、この時間帯がねらい目かもしれません。

次回は、絶対に朝一番に出向き、猫ダッシュや、猫パンチなどをこの目で見たいものです