ウンコの中の微生物と学校教室の動きが奇妙に一致・・。
堆肥の試験のためにヤギのウンコに手をつっこみつつしばし考える。
N/C比をきっかり計った堆肥はみるみる温度上昇してて、軽く湯気までたっていて、中は程よくあったかいってか、ちょっとアツイ・・。窒素入れすぎたっけ・・。
この温度上昇の原因はウンコの中にウヨウヨいる微生物のリレー的反応だけれど、それぞれの微生物がうんこと一緒に混ぜた窒素や炭素を分解して、そのときに発生するエネルギーが熱となって、その熱が、理想的には78℃(だったかな?)くらいにまで上昇させる。
・・・余談だけど、どうしてヤギのウンコってあんなにポロポロ丸いんだろう・・。
手をつっこんだまま、しばし考える・・。
鹿のウンコもそうだけど。ってか中型反芻家畜はそうだけど。
あれって、あの丸っていつできるんだろう・・。
1.腸ですでにできあがってる
2.ヤギがウンコするときに、肛門のところで(かなり)細かいフルフル振動をいわせて排出
・・・。
それはさておき。
この円滑な温度上昇のためには円滑な微生物のリレーがマストなんだけれど、微生物の中にもいわゆる「善玉」と「悪玉」がいる。
「悪玉」だらけになると、鼻が曲がるほどの悪臭を放ち、病原菌が蔓延する。当然、堆肥としての価値ゼロ。
だからといって「善玉」だけになる現象は、少なくとも自然界においては存在しない。で、その割合大体2-3割。
善玉:2-3割 悪玉:ちょっと
で、その他大勢が「日和見菌」としてただそこに存在するらしい。
で、この日和見菌とやらが曲者で、善玉が優勢になると「善玉」っぽくなり、悪玉優勢になると「悪玉」になる傾向があり、しかも、「悪玉」になりたがり「日和見菌」の方が多いらしい・・。
この話を小学校で教鞭をとる友人に話をすると、
「まるで、教室で起こることそのままじゃん・・・」
今はどうだか知らないけれど、誰でもかれでもEM菌っていう風潮があった。
例えば。EM菌をすこぶる優秀で、しかも、(土着の菌じゃないから)おしゃれな都会から来た転校生と仮定してみて、その子が例えばそうね~~九州の田舎の中学校に転校してきたと仮定する。と、その後の展開はすんごく明らかな気がする・・。
その子が相当な美人じゃない限り、いや、美人であればなおさらかもしれない・・
ボコボコにいじめられて排除される確立相当高いと思う。
そういう意味で、わざわざお金出してEM菌を取り入れる必要性ってあるのかな~って思う。
PS: ヤギのウンコは腸で作られるそうです。
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