2008年9月15日月曜日

高千穂

神話の中で、高千穂は一番最初に神様が降りてきた地とされている。

杉の木が黒くそびえ、群青色の空に白い月が煌々と光る中、夜神楽が静かに始まる。
日本百選に選ばれている真井の滝から飛び散る水は、白く、白く闇を彩る。

緑が黒く、黒く、生暖かい風にその体を揺らす。

私は一体どこから来てどこに向かおうとしているのか途方にくれてしまう聖地。

人間活動のエネルギーよりもはるかに強い「何か」からのエネルギーに覆われているような感じがする。
それは、その土地のもつ歴史なのだろうか。それとも、その土地自身がもつものなのだろうか・・。
分からないけれど。

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