2008年9月28日日曜日

ホントは性格の悪い植物たち-その1

静寂なる植物、母なる大地にやさしい植物、癒しと植物・・・。世の中、植物に対するクリーンなイメージコピーであふれてる。

しかし。

植物生態学の観点から牧草研究をしていた私は、奴らにボコボコにされていた・・されっぱなしだった・・。

・・・・・あいつらほどダークなやつらはいない・・・私は断言します。

集団いじめは日常茶飯事。(自分でつくった)毒でもって、殺人(殺草)もへっちゃら。しかし、特にイマイマしかった草、それは

カヤツリ草(Nut grass)

(涙声で)、あいつら、熱帯地方のくっそ暑い中、そこらじゅうにはびこって、牧草に覆いかぶさる勢いで育ちやがるんですよ・・・。牧草研究していた私としては、雑草駆除をやんなきゃいけなかったわけで、しかも、除草剤や防虫剤を使わずにやりたかったから、あなた、手作業の駆除ですよ、手作業。しかも、あいつら、上の葉を取るだけだとすぐに又生えやがるんですよ。根っこのところに、クルミのような塊があって、それが栄養分となってすぐに根をだす、葉をだす。しかも、しかも、葉っぱもなんだかツルンとしていて、よくわかんないんだけど、なんか、強そうで・・食べても硬くてまずそうで。(牛ヤギもホントこの草食べない・・)

しかし、それはもうホント、私からの観点だ。

植物は食う、食われるの世界の中で、圧倒的に食われる側に属する。食うのはホント少数派。食われる前に、なんとかして、逃げるor増やすor敵を殺してしまうのは、自然の摂理だ。

そんな彼らが、クリーン、な、ワケがない。あっぱれなほどにダークで賢くて、みていてほれぼれするほどに美しい。

次は、植物は動くことができない、という通説、

あれ、ウソですよ

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