2009年8月14日金曜日

ストレスによる病気にかかりやすい行動パターン-「タイプA」とは

あるストレス(ストレッサー)が生じたとき、たとえば、仕事で大損をした、理不尽なことでむちゃくちゃ怒られた、会社を首になった、あるいは、パートナーと別れた、事故にあった、などなど、そういうとき、比較的簡単にそのストレスを対処できる性格の人と、そうじゃない性格の人がいるみたいです。

「先進国における狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患になりやすい人は、ある種独特の行動パターンを共有している」

のは、今や常識と化しているのだそう。

フリードマンという心臓病学者が心臓病のかかりやすさと性格、行動の関係に関して検討をしていて、その行動パターンを「タイプA」と名付けているそうなんですが、その行動パターンとは…

一口に言うと、「慌てん坊の怒りん坊」(「時間的切迫」と「敵意」)。

具体的には

いつもいつもいつもいつも急いでて(歩くのも、喋るのも、食べるのも)

短気で(順番待ちとか車の渋滞とかに、いちいちキレて、怒り爆発)

いつも同時に別のことを考えていて(電話をかけながら、別のことを考えてたり)

緊張しっぱなしで(会社で休むことに罪の意識を感じたり)

落ち着きがなく(貧乏ゆすり、指で机をとんとんする、早い呼吸、ため息、舌打ち)

他人に無関心(自分だけに夢中)

相手がたとえ子供でも勝負の目的は「勝つこと」で

いつも手や指に力が入っていて

自分と似た人に会うと、意味なく挑戦的になり

自分や他人に対して、何事に置いても否定的

そして、昔の怒りを何度も何度も思い出しては怒りを爆発させ

悪口好き

そのくせ、他人からどう思われているのか気が気でなく

批判されることに逆ギレし

会話を仕切りたがり、他人の話題を自分の話題にすり替えて独占し

自分をこの世の警察官のように振る舞いがち

(「生活習慣病予防士、指定テキストより」自分なりに言葉を変えて掲載)

…。これって単なるやな奴なんじゃ…

でも、その背景には、彼らの「痛ましいくらいの自己防御」が隠されていると思います。
必死に守ろうとする繊細なこころ。

それは、完璧主義者で、理想主義者で、自己中心的で、自分しか、いえ、自分すらも頼ることができなくて、そして、そのエネルギーが心臓を直撃してしまう。

本来は美しすぎるほど繊細で透明なこころだったはずなのに、それを必死に守ろうとして、他人を傷つけ、そして、自分すらも深く傷ついていく。

ちょっと、続きが書けないほど考え込んでしまいます。

0 件のコメント: