2009年8月13日木曜日

行動と疾患の関連性ーはじめに伝えたいこと

このお話をする前に、絶対に断っておきたい大原則があって、それは、「こころや脳がすべてを支配するのではない」ってのがあります。

最近、流行っているニューエイジの思想、すなわち、セルフヘルプの思想はなんだか、とっても魅惑的で、神秘的で、これ系の本は特に今のご時世、本屋の店頭にずらりと並んでいるし、売れ行きも好調だと思う。

でも、この思想、裏を返せば、

「われわれは特定のこころの習慣や嗜癖によって、否定的感情の表出の失敗することによって、精神的・霊的生活を送らないことによって、みずからを死に追いこんでいる」

というメッセージにつながりかねないと思うんです。

そして、このメッセージを真面目に受け止めてしまって、
「私の病気が治らないのは私が駄目だからなんだ」
という、病気に対する意味の分からない「罪の意識」が働いてしまう結果、治せるものも治らなくなるという最悪の結果になることもあるそうなんです。

病気になっちゃったもんは、なっちゃったんだし、しょうがないことであって、そこに、人間が判断する「善」も「悪」もないんです。そこに意味はまったくない!って思います。

こころは確かに、いや、絶対に、ものすごいエネルギーでもって身体に働きかける。それはまぎれもない事実だと思うし、これから、その具体的なお話をしようとも思っています。

だけれど。

忘れちゃいけないのは、こころだけで私たちは生きているのではないし、脳みそだけで生活するなんて初めから無理な話なんだってこと。

私たちは、こころから発せられる負のエネルギーの他にも、口に入れる食べ物、親から受け継いだDNA、そして周りを取り囲む環境(事故や感染や人間関係も含めて)によって簡単に病気になる。

病気になって、死んでいってしまう。

この何もかもが不安定でストレスフルな時代、病気にならない方がおかしい程、生きていくのがつらいって思う。

でも、だからこそ、どんなに劣悪な状況になろうとも、楽しく愉快に生きていきたいよねって思う。

そして、その生き方の1つのkey wordとして、「自然治癒」があると思うし、これからお話しする「性格と病気」があるんです。

その点、よろしくお願いします。

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