2009年6月24日水曜日

恐るべし、オステオパシー!!-フルフォード博士が語る自然治癒力

フィジーに住んでいたときのことです。

ひょんなことからしばらく家に泊まっていた旅人が、ある不思議な話をしてくれた事を思い出しました。

「私の住む宮古島ではね、人をびっくりさせちゃいけないの。びっくりしちゃって息が止まると、そこにその人の魂が落ちてしまうから。下手するとその人死んじゃうからね」

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「フルフォード博士」は、アンドルーワイルさんが大尊敬するオステオパシー医で、特に「呼吸」を生体の最も重要な機能としています。

ところで、オステオパシーは、「オステオ=骨」、「パソス=病む」という語源からみても分かるように、「骨格系の異常」と「疾患」に強い相関関係があることに着目していて、循環系と神経系のアンバランスがその症状を起こしているのではないかという立場から治療を行います。

「われわれは、人間をたくさんの「からだ」が集まってできているものと考えている。血管系のからだ、神経系のからだ、筋肉系のからだ、骨格系のからだ、などなどだ。それらすべてのからだは互いにつながり合っていて、どれひとつがバランスをくずしても健康は維持できない。つまり、オステオパシーが一番大切にしているのは、健康の基盤がさまざまな身体システム間の正しい関係の維持にあるという信念なのだ」
(「Dr. Fulford's Touch of Life」より抜粋)

そして、フルフォード博士によると、そのバランスが崩れる大きな要因の一つが「呼吸」らしいのです。

たとえば、中耳炎の再発を繰り返すこどもの例。

博士の説明によると、再発性中耳炎の隠れた原因は「浅い呼吸によって起こる中耳の体液貯留にある」ということ。

「呼吸運動が制限されることで、耳の中が体液で湿気を帯び、細菌にとって格好の繁殖場になるんだよ」

次に、鬱病のような症状から逃れられず、死ぬことばかりを考えてしまう50代の男性の例。

肋骨のあたりに過去の骨折の痕跡を感じ取った博士が昔の事故のことを話すように促すと、男性は驚いた表情を見せた後、実は17年前に対向車と正面衝突をしたことがありますと話し始めます。

「ほかの事故でもそうだが、自動車事故が原因で呼吸が一時停止するこということがよくある。ショックによってほんの一瞬でも呼吸が途中でとまってしまうと、からだをめぐるエネルギーの流れがブロックされ、そのまま元に戻らない人が多いんだよ」

また、難産で出産直後に自己呼吸ができなかった人も、その後の人生に大きなアンバランスやゆがみの素因をもたせることになると博士は言葉を続けます。

人は呼吸したとおりの人になる

浅くて不規則な呼吸をしているときは、健康状態も悪く、エネルギーも低下している。
トラウマを経験した時は、特にそのことがよくわかる。
トラウマは生命エネルギーを妨害し、呼吸が正しく全身をめぐるのを阻害する。
(「Dr. Fulford's Touch of Life」より抜粋)

呼吸。

息を吐いて、そして、吸う。

そのときにじっと「からだ」に意識を集中する。

この一連の機能の奥には何があるんだろう。そもそも、「呼吸」って何なんだろう。

次回のブログでも、ワイル爺やフルフォード爺に引き続き話してもらおうと思います。

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