2008年10月4日土曜日

「食」について

私は、半ベジタリアンだ。

だからといって、肉一切食べないとか、マクロビオティックとか、ましてはバナナしか食べないとか、そんなことはなく、外食もするし、ジャンクも好きだし、特にモスは月に一回はどうしようもない欲望にかられてバーガーセットを頼んでしまったりもする。

ただ、私、畜産科をでているので、普通の人より、ちょっと、日本とかアメリカとかの畜産状況を知ってしまっていて、正直、今の畜産システムだったら、あんま食べたくないな~ってのが正直なところ。
ちょっと前までBSEとか話題になったけど。・・・私たちの間では、あんまり驚かなかった。あ~~表面化しちゃったね~~てな感覚だった。

だって、牛の生態とか、生き様ってか、そんなの完璧無視した「工業化」が主流なんですもん。

反芻家畜って、草でしょ?食べるのは。だから、草だけ食べても生きていけるように、体もそうなってる。
お腹の中の微生物と共存して、うまくやってる。(詳しくは次回、気が向いたら書きます)

でも。

今の日本は、粗飼料(草とか)と濃厚飼料(それ以外のカロリーとか高いやつ)の割合が3:7って話。(今はもっとひどいかも・・)
そういえば、今の日本の食卓もそうかも。ごはん(穀物)とか野菜とか食べないで、肉とかカロリー高いやつばっか食ってるのと同じかも。もしかすると、無意識でシンクロしてるかも・・。 そっちのほうが体にいい、ダイエットになる、etcとかいう迷信で。

牛に話を戻すと、その上、「肉質が柔らかくなる」っていう理由で、生きてるうちに、わざと、ビタミンAを抜いた栄養状態にしちゃう。
それから、これは特に豚とか鳥に多いんだけど、ぎゅうぎゅう詰めで飼育しているもんだから、病気でもなんでもないのに、抗生剤投与されまくっている。。大量感染することを恐れて。
で、ほとんど目が見えなくなった状態の肥満牛(肥育牛)が薬剤濃縮状態で市場へ売られていく。

はっきり言って、食べたくないですよ。

だから、食べない。
でも、別に人に「食べるな」とも言わない。

だって、「食」って、人格までも左右するほど、本当に根っこの根っこのその人の「基盤」だと思うからだ。
自分の意思でもって、体っていう「もう一個の世界」に、それこそ言葉どおり「Intake」できる唯一のものだと思うからだ。
だから指図も指示もできないし、ぶっちゃげ、「食」でもって他者をコントロールすることすら、ある意味ではできると思う。

でも。

反対からみてみたら、「食」を意識して取り入れることで、その、「もう一つの世界」も自由自在に変えれるし、それは、「生まれ変わる」ってことにもつながると思う。

もし。

何かあって、自分って世界を変えたいって強く願ったとき、食べるってこと、食らうってことに強く意識を向けるのもいいかもしれない。

世界は変わっていくのかもしれない。

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